多重人格 (徳間文庫) 笹沢 左保 徳間書店 1996-02 by G-Tools

凶悪な殺人事件を引き起こす犯人が必ずしも根っからの極悪人とは限らない。日常生活のネジがふとゆるんだとき、信じがたい犯罪の種が蒔かれるのだ。離婚した妻の実家を手製の火炎放射器で全焼させた男。七年も経ってから恋の逆恨みでかつての同僚を殺した男。中学時代のイジメの報復を十一年後に実行しようとした男。幼稚なエゴが身勝手な殺意へと変わる瞬間をとらえた会心のサスペンス。


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| サスペンス | 読み終わった (2012年09月19日) | 独自評価 |

誠実な裏切り (徳間文庫) 笹沢 左保 徳間書店 1982-02 by G-Tools

二つの死が、大丸製薬宣伝課員・海老原の運命を大きく変えた。一つは、彼とともに京都へ出張し、某医科大の有名教授をＴＶコマーシャルに出演させようとして失踪を犯した先輩社員・印南の怪死。もう一つは、新薬を試飲した混血ＣＭガールの変死だった。この二つの死が調合されたとき、海老原にとっては企業の非情の論理が浮き上り、愛欲の罠を呼ぶ、魔の誘引剤となった･････。



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| サスペンス | 読み終わった (2011年09月14日) | 独自評価 |

破壊の季節 (徳間文庫) 笹沢 左保 徳間書店 1992-06 by G-Tools

東国大学外科助手・高垣洋一郎が路上で撲殺された。医局員・倉之部裕一の婚約者・芙美代は倉之部の弟・宏次が殺人予告の電話をするのを偶然、耳にしてしまう。電話は高垣の死に関係があるのか?裕一に相談をしても、自分の研究以外頭にない婚約者。芙美代は宏次の犯罪を阻止しようと、電話の謎を探るうち、宏次に魅かれていくのだった。時代の波に翻弄される兄弟の絆とゆれ動く愛。サスペンス長篇。

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| サスペンス | 読み終わった (2011年05月25日) | 独自評価　 |

乾いた女 (角川文庫) 笹沢 左保 角川書店 1986-10 by G-Tools

草狩夏彦は、社会学的研究のデータ収集を兼ねて、大学教授が副業で経営する協和興信社の調査員である。厳選された社員の中でも飛びぬけて端整な容貌,鍛えぬかれたスマートな体躯。28歳。独身のプレイボーイとしてならしている。喫茶店のチェーン店を手広く経営する女社長が、「容姿端麗な若い男」を条件に秘書を募集したのを、若い愛人を物色しているのではないかと疑った夫から調査を依頼され、草狩夏彦が応募した。しかし、これは妻の浮気の現場をおさえ、離婚しようという夫の企みであった。イギリス人と日本人のハーフで魅力的な雰囲気のヘンリー織田が離婚屋として雇われ、夏彦と対決する。ヘンリーと夏彦、二人のプレイボーイが巧みに絡み合うアバンチュールサスペンス。

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闇は水曜日に訪れる (広済堂文庫) 笹沢 左保 廣済堂出版 1993-06 by G-Tools

それぞれ別の相手との結婚を間近に控えた男と女がホテルの一室で最後の七日間を過ごす。濃密な情事を重ねる中で、言動に不審を覚えた女は一年前の殺人事件を思い起こす。彼女が助手を努めていた高名な日本画家夫妻が何者かに惨殺され、いまだに犯人の手掛かりは掴めていない。快感の波にもまれながらも、女は男に対する疑惑を深めていく。

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 | サスペンス | 読み終わった (2010-12-12) | |

若き柩 (徳間文庫) 笹沢 左保 徳間書店 1984-01 by G-Tools

流行作家の駒木は、5ヶ月に息子が自殺を遂げた現場－九州最南端の温泉地・指宿へやってきた。未だに息子の死の動機にひっかかりを覚える駒木は、手がかりを求めて”現場”の第一発見者だった|旅館の女主人を訪ねるが、彼女は何故か40年以上も前に空前の自殺ブームを引き起こした三原山投身自殺事件について、語りはじめるのだった（「噴煙はわが位牌」）。他に死に急ぐ若者の心の深層に迫る4編を収録。

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| サスペンス | 読み終わった (2010-11-21) | |

闇の結婚 (ケイブンシャ文庫) 笹沢 左保 勁文社 1993-08 by G-Tools

結婚披露宴の最中、お色直しの控室から新郎が原因不明の失踪をとげた。しかも数日後、新婦までが投身自殺をするという異常事態となった。祝福と幸せの絶頂にあった二人になにが起こったのか。妹の自殺に疑惑を抱いた姉レミは、二人が巡った思い出の地に手掛りを求めたが…。旅情豊かに描く長篇ラブ・サスペンス。

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| ミステリー小説 | 読み終わった | 独自評価 | 2010.9.4読了

白昼の囚人 (ケイブンシャ文庫) 笹沢 左保 勁文社 1988-07 by G-Tools

一流企業大正重電の社員小木曽は、「白昼の囚人」にも等しいサラリーマン生活に焦りと不満を感じていた。そんなある日、タクシーの中で偶然拾った3200万の大金が、彼を現実からの離脱と野望へと駆りたてた。銀座の夜の世界で、愛人の夏子らと華やかな事業をおこした彼は、だが、色と欲にまみれた人間どものエゴと裏切りの前に、やがて…。長篇サスペンスロマン。

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| サスペンス | 読み終わった | 独自評価 | 2010.8.6読了

悪魔の部屋 (光文社文庫) 笹沢 左保 光文社 1985-01 by G-Tools

「やめて！　堪忍して！」ホテルの一室で、新婚早々の伏島世志子は必死に抵抗するが、中戸川不時は平然と彼女の下着をはぎ取った。　誘拐監禁された世志子を襲う、荒々しい陵辱の日々･････中戸川の常軌を逸した犯行の目的は、いったい何か！？　驚くべき事実が･････。憎悪に満ちた愛欲と魔性を秘めた女心を描くサスペンス長編傑作！

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| サスペンス | 読み終わった | 独自評価 | 2010.7.30読了

四月の危険な石 (徳間文庫) 笹沢 左保 徳間書店 1983-01 by G-Tools

愛人宅から帰った二本柳竜次は風呂から出て寝室へ入ったとたん、何者かに後頭部を一撃されて、気を失った。意識が戻ると、妻が刺殺されていた！？動転した竜次は、愛人を呼び出し、現場から逃げ出すが、横浜の連れ込み旅館に宿をとったところ、謎の男が訪ねてきて奇妙な取引を迫ったのだ。５００カラット、時価15億円のダイヤをめぐる連続殺人を、意想外のトリックとドンデン返しで描く長編サスペンス！

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| サスペンス | 読み終わった | 独自評価 |2010.6.16読了