大坂城より辛くも逃げのびた徳川方のくノ一・夕露は、茶店の女中に身をやつしていたが、男たちの嬲物になるのも恐れず、再び淀君、秀頼の殺害計画に着手した。一方、まんまと江戸城に仕えることに成功した絶世の美女のくノ一・お藤とお菊は、二代将軍秀忠の命を狙い、ついに小座敷に辿り着いた。しかし天井裏からのぞくと、そこでは信じられない光景が目撃された…。一人寝のやるせなさに熱いため息をつく大奥、美を競い、肉体をかけた女たちの天下分け目の戦いはどちらに軍配が…。「情炎くノ一系図」に続く、禁断の時代小説。
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独自評価
| 忍者小説
| 2009.9.9読了
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